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2006年 06月 15日 ( 1 )
06.6.15 オランウータンクラブの謎
↑いきなりこんなタイトルにすると、どこかの『猿好きなサークル』さんや、『怪しい秘密結社』の暴露話でも始まりそうですが・・・もちろん違いま~す。



ここ数年ダイバーの間では、『オランウータンクラブ』という名前が定着し人気のカニの話。
見たことのある方はご存知だと思うが、毛並み・動きなど確かにオランウータンっぽい!
最初に気づき、そう呼んだ人に座布団を3枚ほどあげたい!と思うだろう。。。



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b0100730_16172722.jpgこいつらね。。。
一応、『オランウータンクラブ』というのは、英名で、ここ日本では、ま、あだ名みたいなものに当たる。
実際には、和名も学名も未だ付いていない名無しのカニなわけ、それじゃダイバーは困るのであだ名で呼んでるのである。

で、正式に呼ぼうと思うと名無しな訳だから『クモガニ属の一種』となり、とても味気ない。(笑)
しかも、そんな名無しのクモガニの仲間はまだまだ他にもいるし。





クモガニの仲間の多くは自分の体にゴミとか、カイメン、海草、等々をくっつけカムフラージュする種類が多いことで有名で、『オランウータンクラブ』と呼ばれてる彼らも“海藻”を体にまとってる!!と言われる。。。

で、オランウータンクラブと呼ばれてるカニは、でかいヤツから、子供と思われる小さいやつまで、一様に“赤茶色のもっさもっさ”を身にまとい、一部葉っぱとか、一部カイメンとか付けてるような個体には出会ったことが無い。本能がそうさせるのだろうけど、不思議。。。この海藻を探せないおバカな個体とかはいないのかな?
(もしかしたら別の物体をまとっている個体は、別のカニと認識されてる可能性もある・・・つまり存在自体が謎の多いカニなのである。)

不思議なことはまだまだある。

例えば、エビ・カニって、脱皮して成長するじゃない!!っすか!
普通に考えると体から生えてるのでなければ脱皮したてはツンツルリンなはずでしょ、それからせっせと体に海藻をつけるんだろうと思うんだけど、「イヤ~ン、まだ見ないで~」っていう、途中のヤツにもあったことが無い。。。(なんか薄毛のヤツはいる・・笑)

彼らを探そうと思ったら、ミズタマサンゴやオオハナサンゴ、ハナガササンゴやナガレハナサンゴ等を探すと確率が高いのだが・・・目立つ!!
写真を見ても解るように・・・目立つ!!!

いったい何故そんなカムフラージュしてるのだろう。。。それなら岩肌にくっ付いてた方がよっぽど目立ちませんよ。。。
(ま、実際には隅っことか、端っこにいることが多いのでそれなりに効果はあるのかもしれないけどね~)

そんなカニな訳だが・・・

なんか、また一つ謎ができてしまった!!

というのも昨日一緒に潜ってた友人ガイドHIROが見つけたのだが、なんか『雰囲気の違うオランウータンクラブ』に出会ったのだ!!
(もし別種だとしても、こいつも似てるんだから、オランウータンクラブと呼ばれても罪は無い)

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b0100730_1772445.jpg『これ・・・!』
解ります??この雰囲気の違いが。。。(笑)
言葉ではうまく言えないんですけど・・・
上のヤツって『ムック』っぽいじゃないですか。。。
で、下のヤツは『ガチャピン』がムックに化けてる感じ。。。
ん~上手く伝えられない~

見た感じだけでなく、動きなんかも明らかに違うように感じたのだけど・・・






この『オランウータンに似たカニに似たカニ』を見つけたHIROは、別のポイントでも気になる個体を見つけたことがあるようで、じつは、潜る前にその話題が持ち上がったばかりでもあった。
「この前、なんか変なオランウータン見たんすよ~」って。
・・・なんてタイムリーなヤツだ。。。


もともとのオランウータンが今後の詳細な研究が待たれる存在なだけに、コイツが別種か同種かなんて僕には解らないけど、今まで何度も見たこのカニを、またもう少し詳しく観察してみようと思うに十分な出会いとなったわけで。

え?!思ってたほど大した謎じゃない・・・?!そんなこと、言いっこナシよ。
by sensuiannai285 | 2006-06-15 17:46 | 海の生物雑談 | Comments(2)