以前、話題に挙げた『
黒ずんだルリスズメダイ』
不思議なモンで、これまで全く気付いた事もなかったのに
今年の8月にも同じような状態の成魚サイズの個体を
ボートポイントで確認していて。。Oさんに撮って頂いていた。
現場では、「何でしょうね~~初めて見た」と盛り上がりはしたものの
そのまま、お蔵状態・・・だったのだが
今回、別個体も見つけた事に『こりゃナニかアルぞ』と(笑)
Oさんに画像の拝借をせがんでいた。
のが、先日届いた。
それが、こちら。
撮影日・・・・・2012/08/03
別カット
コレで、約6cm程の成魚・雄サイズ。
『どちら様 パートⅠ』のコと、黒ずんでる場所、黒ずんでる具合。。
ホッペ辺りがピンクっぽい感じ。等々
とてもよく似ている。
かなり興味出てきた状況だったので
瀬能先生にも報告しつつ、ご教授願っていた。
写真だけでの判断を強要し、大変恐縮ではあるものの
瀬能先生の見解は、ひとまず下記のようになる。
断言はできないのですが,ご指摘のように
ルリスズメダイの色彩異常ではないかと思います.
ルリスズメダイは標本にする際に氷で絞めると
今回の画像の個体に近い色彩にめまぐるしく変化します.
添付は津波古さんと一緒に採集に行った時のものです.
擦れてぼろぼろになったのではなく,
このように色彩を変えてしまうのです.と、以前ご一緒した際の標本写真も参考に送って頂いた。
言い換えると,自然状態でも何らかの原因で
同じような色彩になることがあり得るということです.
なるほど。
細胞の事とか詳しい事はサッパリ解らないけど
ルリスズメダイは黒ずむ色素を体に持ってる、と言う事か。
ただ、標本の黒ずみ方と生体の黒ずみ方に、ちょっと違いは有る様に思う。
が・・それこそ個体差なのかもしれない。
ま、今後、フィールドで出来る楽しみとしては
この黒ずんだ個体が通常の色に戻るのか?とか
他にもどの程度、このような個体が居るものか?とか
常に居るのか?台風の後など天候・海況の急激な変化の後などに
突発的に現れるのか?とか・・とかとか。
そんなトコ注意して潜ってみようと思う。
皆様、是非ご一緒に!!(笑)
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