2007年 02月 26日 ( 1 )
07.2.26 外来種の話
先週末は仕事だったり、酒が抜けなかったり・・・どうもパソコンの前に座る時間が無かった(笑)

相変わらず、ぐずついて肌寒い日があったり、夏のような日差しで暑い日があったり
日ごと、めまぐるしく天気の変わる沖縄です。
本来の2月とチト異常な2月がケンカして一進一退・・・
いや、異常な2月がかなり優勢。。。そんな感じ。


今日はひとつ目的があったので、サンゴの綺麗な大きなイノーに行ってきた。

実は、約2週間前に、ここでちょっと不思議な魚を撮ったからだ。

b0100730_1951757.jpgその、不思議な魚とは
これ。

沖縄で10年以上ガイドしてるが
こんな魚をマスク越しに見たのは
初めて。。。

これまで図鑑では
見た記憶が無い。

しかし、なんかどこかで
見た事ある気が・・・・・・・
それもその筈。。。

なんと、こいつら昔、養殖(食用)の目的で沖縄に持ち込まれ、そのすさまじい適応力から
沖縄の河川にしっかり住み着いてしまった外来種として有名な、通称『ティラピア』だったのだ。

・・・生物の気配の無いようなドブ川でも見ることができ。。。
大都市(?)那覇の、海へと続く河口(ほぼ下水)付近でも見ることの出来る魚である。
ホントは美味い魚らしいのだが、あまりにも汚いトコで目にする魚で、忌み嫌われてる感の!である。


専門の先生に伺うと
 画像、拝見しました。カワスズメ科のカワスズメもしくはナイルティラピアのいずれかです。
沖縄では両種とも汚染された河口域を中心に繁殖しているので
大雨でサンゴ礁まで流されたのではないかと思います。
それにしてもサンゴを背景に群れ泳ぐ姿は非常に興味深いです。
この魚が海岸伝いに分布を拡大する証拠でもあります。
ぜひその後の動向をお知らせください。
予想としては河口に戻るのではないかと思うのですが・・・



b0100730_20175326.jpgと、ご教授頂いたので
今日、様子を見に行ったってワケ。

いました、いました。え?いるの?
2週間前と全く同じ場所に
同じくらいの数の群れが。

いくら海水にもある程度
適応できると言っても
基本的には淡水魚でしょ~??
すごいな。。。


人間の勝手で、輸入・放流され
現地に適応した外来種が(陸も含め)
在来種の生態系に深刻な影響を与える事が指摘されてるけど
改めて自分の目でこういうシーンを目の当たりにすると、温暖化のニュースと共に
人類の地球に対する愚行を真剣に考えさせられる。。。チョット・エラソーニ。

最近はペット屋でも、外国の珍しい生き物が売られてる世の中だけど
そんなペットを飼われてる皆さんは、最後まで責任を持って飼って欲しいす。
僕らに今すぐ出来ることは、まずはそんなトコだろうなぁ・・・と思いますので。
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by sensuiannai285 | 2007-02-26 21:24 | 海の生物雑談 | Comments(14)